2012年7月28日土曜日

YUSA "HAIKU"

" HAIKU " 2008





http://diskunion.net/latin/ct/detail/LT2765


YUSA [ジューサ] はキューバのアーティスト。
歌、ギター、作曲、詩作。

確か、三年前くらいに買ったはず。




これより以前に二枚ほどのCDアルバムを世界的に発表しているが、それらと比べるとずいぶん落ち着いたサウンドだな、と感じた。

ここでは、俳句をテーマにしたというだけあって、彼女の鮮烈なデビューアルバムにあるような、勢いと激しさとリズムの洪水を放つ音楽は、最後まで姿を見せない。


で、買った当初、ちょっと落胆したものだったけど、ついに、ついにこのHAIKUというアルバムは自分の中でも、すごいお気に入りのCDに入ってしまったのだ。

何回、何回となく聞いても、いつきいても、ぜんぜんいつも鮮度が落ちない。

なんでだろう。


最近、そういうCDの存在をありがたく感じる。

昔に比べるとCDをほとんど買わなくなったため、ひとりの気に入ったミュージシャンの誰かのCDをしらみつぶしに聞いてみるとか、CD屋に入って1−2時間吟味した挙句にまったく知らないジャンルの知らんアーティストのCDを買ってみるとか、みかけた中古CD屋で衝動的に買い込んでみるとか、そういうことがまったくなくなってしまった今となっては、あきずに何度でも聞けるCDが宝物だ。

ブラジル、特にボサノバ周辺ばっかりをあたっていた昔とは違い、キューバ、中南米、バルカン音楽、ちょっと中東らへんほかもあたってみるようになって、(とはいっても全然まだ手探りだけど)やっぱりすこしずつ感覚が変わってきているところがある。


たまに聞きたくなるのがジョニ・ミッチェル。
あれほど聞き返したのに、いつも新しい発見がある。


あとはアズマのギター、オリビア・イーミ、ドリ・カイーミ、トニーニョ・オルタ。アナ・カランの歌声。セルソ・マシャード師匠、妖怪バジ・アサド。たまにナナ・カイーミ母。

さて、上のアーティストの中で、もっともボサノバに近いともおもれるアーティストは、誰でしょう??)(答えは一番最後)


ていうか、自分でも本当にボサノバをやっているのかどうか、最近疑わしくなってきた、やりたいことをやろうとすると、どうしても逸脱してしまう。でも、これはボサノバという言葉の使い勝手さでもある。ふつうの日本人にブラジル音楽とだけ伝えるのはムリがあるし、専門用語で日本でなんとか通じるのはサンバとボサノバだけだから。小野リサなら三四人に一人くらいの女子は分かってくれたりするし。


第一、ボサノバだけを追求するのはたぶん性に合わないし、色々な要素を持たせながら、うまく折り合いをつけてみようと思っています。


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余談ですが、まいったことで金がないので(大抵いつも無いんですが今回特に)またCDを売り払いました、なんとか二〇枚をかき集めて、まあ三千円くらいかな、と皮算用 踏んでいましたがなんと5千円で売れました。東京新宿のディスクユニオンさんです。ちょっとマニアックなCDを売りたい時はホンマに助かります。ほんとお世話になります。着払いで引き取ってくれます。・・神ですか?!


まあ高く売れたら、その分ちょっと後悔する部分もありますよね。

あ、あれ、廃盤だったんや・・・
ってな



シマッタ

・・・。


Ate Logo!!





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(答え:妖怪を除いた全員。と言いたいところだけど一応、アナ・カラン。)

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