2012年6月14日木曜日

マルシア先生と大文字山

こんばんは。マルシア先生にポルトガル語授業を定期的に受けているんですけど、この前は寒梅館じゃなく、国際交流会館でした。国際交流会館は、10年くらい前にさかのぼって京都で初めて習ったイヴァーナ先生に授業を受けていたところです。あの時は本当にやる気がなかった。自分の過去の姿を思い出して、立ちくらみと目眩を覚える。

本当にいい日で、夏が近づいて来たこともあり建物から出ると日差しが眩しくふりかかり、間を通り過ぎる風が本当に気持ちよく、たしかに南国をイメージさせるのに充分な日と言えました。ブラジル人のマルシア先生は、こういう日はいたって上機嫌。夏が特に好き(冬は毎日が憂鬱だそうです。いつも冗談ぽく日本から逃げ出したいと言っています。)で、「最高よね〜。こういう時はやっぱり大文字山に登るといいね」などと話してくれます。実はいまいろいろあって仕事をやめて、次の仕事に移行する途中で、バイトしつつだが、はっきり言ってかなり暇な私は、瞬間的に大文字山の登山を決意しました(大げさ・・)。実は、京都に来て十数年、大文字山に行ったことがない。眺めていただけ。ああ、何をやっていたんでしょう。いまを逃してはならないと。



そんなわけで、所要を済ませて、昼過ぎから単独銀閣寺を目指します。いまはとても近所なのだ。道は修学旅行せいで溢れかえっておる。さっそく登り口を探し、そのへんで道を聞こうと思ったけどおもわず直感的に考えてしまって銀閣の右に行ってしまった。ぶらぶら歩いて法然院に出てしまい、やっぱり方向が逆だったと気づいた。悪い癖。すかさず戻る。。神様、あまり人の運命をいじらないで下さいっ!て・・、やっぱそれは自分から遠回りしてるよね。GoodGrief!(チャーリー・ブラウン)

銀角の北側(左)から登り口を発見。思ったよりもけっこう急斜。ペットボトルに水を汲んだりしなだら、山道を歩いて行く。人は少ない。割りとおじちゃんらばっかり。本当に山に入るのが久しくて、ちょっとテンションが上がっているのが自分で分かる。しかし最近、運動していないからか、ものすごい息切れする。暑さが気持ちよくなってくる。夏本番を迎えていないからいいけど、真夏だったらちょっとタオルは絶対いるな、とか考えながらほどなく展望台につく。一時間はかからなかった。あ、デジカメ忘れた・・
(仕方なく、頼れる相棒、携帯のカメラで撮影。)

来てみて、初めて分かるすごい場所。

京都がこれほど一望できる場所は、まずないなあ。
西に向いているので日差しが真正面から来て、めっちゃ暑い!!
天気がいいと、大阪まで見えるよと先生が言っていたが、たしかに高い。眼が悪いなりに見えてる感じしました。


空の青と、雲と、山の稜線が、美しかった。
 うーん、京都って、こんなに小さかったっけ?
自分も小さくなった感じがする




観光地じゃないから、お節介なほど整備されていない環境が心地よく感じられる。
「ついたよ!」などとマルシア先生にメールしたところ、ポルトガル語で長文メールが送られてきて、面食らう。拙い読解力で解読するとどうも、もっと奥に入っていったところから「TOP(頂上)」を目指すことができて、そこから山科方面を望めるとのこと。では早速いってみようではないかと、さらに尾根伝いに東へと木々の中を分け入っていったところ、アップダウンの道を進むとたしかそこに山科一帯を見下ろすことのできる場所があった。ここは陽が直接ささず涼しく、鳥の歌声も近くにきけます。


んで、さらに「ついたよ!」メールを送ってみたが、なんせPHS、電波が圏外で送信は無理。だからさっさと展望台に戻って、そこから送る。なんのこっちゃ。

しばらく、そんなんでぼーっとした時間を過ごしました。

なんとなく手土産に、硬そうな石を何個かひらって持って帰って来ました(よいこのみなさんはまねしないでね)。何に使うかはいわゆる秘密です。

ここのところ長いこと、こんな感じで自然の中に見を置くこともなかったので、こういう経験を与えてくれたマルシア先生には、感謝。不精だけどもっと外に出なアカンな。マルちゃんにはたまにこうして救われます。ほんとにありがとう。
いつか何かお返ししたい。

あ、あと帰り道ででっかいに遭遇しました。人生初かな・・
蛇はカッコ良かった。一直線に山の斜面に消える姿は、ほんの一瞬の出来事だった。
こりゃなにか起こるのかのう、などと考えながら帰路につきました。超プチ旅おわり。


Ate Logo!!

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