2007年11月6日火曜日

The Insects Unlisted Onthe Encyclopedia

 11月某日、三木聡監督の「図鑑に載ってない虫」(http://www.zukan-movie.com/)を見た。長編映画としては監督作「ダメジン」「イン・ザ・プール」「亀は意外と速く泳ぐ」に次ぐ四作目に当たる。内容はというと、ドラマの時効警察や、監督作四本のうち一つでも見たことがある人ならばほぼお分かりと思うが、あいかわらずだった。これのキャッチコピーが「禁断のコメディ」。ああ、こんなんで四本もとっちまってホンマに。

 そういう内容なので、京都では夏頃に京都シネマで一週間ちょいくらい上映しただけだったので見逃してしまっていたのだか、ラッキーなことに何故か・・いまごろ「滋賀会館」というRCSみなみ会館の姉妹映画館で見ることが出来た。映画の見どころは主演の伊勢谷ユースケ、菊池凛子、そんで松尾スズキらお馴染みユルユルのメンツだろう。たぶんほんとうにどうでもいい内容なんだろーなーと思いながら行ったのだが、予想をこえる下らなさ、しょーもない内容、不条理ギャグに頭がはげるかと思いました。

 滋賀会館へは以前一回だけ行ったことがあったのだが、そのとき行き方がはっきりわからなくて時間にギリギリだった教訓を生かして、多少早く出たのだが、今回はもっと大きなミスをしでかした。三条京阪の駅から滋賀方面にでる地下鉄(東西線?)に乗り、山科でJRに乗り換える。そこから一駅で大津につくはずだった。しかし私がついた駅は「西大津」。なぜ?! それは、湖西線と琵琶湖線を乗り間違えたからだ。大津に行くのは琵琶湖線。西大津で唖然としてから、駅員に大津への行き方を尋ねたが、あと五分で上映がはじまるというのに、いまから湖西線を待って山科へもどり、そこで琵琶湖線が来るのを待ち大津駅前の映画館に歩いてむかっていたら何分かかるかわからない。

 一瞬帰ろうかと思ったが、やっぱりそんなのはバカバカしいと思い、そこで降りて客待ちのタクシーを拾った。運転手が10分で着くと言ったからだ。実際は、競艇が終わった後の駐車場からでてくる車の波に飲まれて13分かかったが。運転手はずいぶん言い訳していた。朝っだったらね〜。空いてるから六、七分だよ。とか。タクシー代は1250円だった。映画のチケット代はRCS会員なので千円。(高くついた)まあ、でも案外早く着いたと思った。映画は本編のまえに予告編が必ずあるから、少しくらい遅れても大丈夫と思った。でも、主人公の上司役である水野美紀編集長を見ることが出来なかった。畜生。

 映画が終わり、映画館から大津駅まで数分の道を歩きながら、ここまで来るのにかかった交通費とチケット代を頭の中でざっと計算し、さっき見た映画の内容を思い返しながら、ここまでして見るべきものだったかどうか冷静に考えてみたが、ついに結論は出なかった。

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