2010年6月20日日曜日

成功のない禁煙

 さて、禁煙しています。約三ヶ月きょうに至る。ところで、単に思ったんだけど、禁煙には完全な成功などないと思う。なぜなら。どこまでが成功かという基準がないからだ。たとえ「一年やめていれば成功」と本人が思って実行したとしても、周囲は認めないだろう。で、それが何年、何十年に設定しとしても、期限付きの禁煙なんぞというものは偽りの目標である。つまるところ偽りの目標は挫折が前提になるわけであります

ある人が禁煙を始めて、どんだけ頑張って続けても、どこかの地点ですいだしてしまったら失敗になるのであり、心理的には禁煙をはじめる者にとってずっと毎日ドミノ並べを続けるようなプレッシャーとの戦いになるはず。吸う人はもともとココロがある緊張状態から開放されたいから煙草に走っているのであるから、もともとそんなプレッシャーに耐えられるような強さを求めるというのが間違い、という恐れが。(わしもすってたし偉そうに言えませんが。)

もちろん、禁煙を始めてから一定期間をすぎれば、それ以降依存関係が解消して、だんだんニコチン誘惑も次第に弱くなっていくから、ずっとおなじように苦しいわけではないいので誤解を招かない様にしないといけないけど。人間関係で周りに吸っている人が多い場合かなり困る。

論理的には、いわゆる禁煙イコール完全なる禁煙であり、つまりその意味するところは「よっしゃ、やめたるわ!!」と決意した瞬間から自らの死、墓場までのマラソンに等しい。完全な禁煙を達成できたことは、死んで証明しなければならないからだ。これが禁煙を難しくする一因かもしれない。*マイガッ! 地獄に堕ちろ! 呪われろ!? ……そんなんで。その論理が頭でわかった時点で「そんなご無体な!ムリ!ぜったいアカン」となってしまう事例もすくなくない?かもしれん。

だからといって、「いつ禁煙を解除しても構わないよ」みたいな生ヌルイやり方ではニコチンの誘惑に勝てるわけがない。つまり。禁煙はできる人もいるが、やっぱりできないタイプの人も居るのではないかということだ。環境のせいもあるし。ストレスのある職場では特に。禁煙は世の流れだけどあまり無理強いいしない方がいいのかもしれない。誰にとっても正しいことなどないみたいな今日の結論でした。ではまた。

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