2010年6月3日木曜日

ギターの弾き方

 さて。思い起こせば上京して間もない大学の時、部活でクラシックギターを始めてみたわたしだったが、三年半後にはブラジルの沼にずるずるとはまってしまう。沼にはまるまでは、結構バッハなんかもコツコツと練習する地味野郎だったのだが、ブラジルにはまってから数年、いろいろ吸収できた反面、「ギターを、ぎたーらしくひく」ということをおろそかにしてきた。おろそかにしてきたというより、ただ上手くなればいいやなどど漠然とした甘い考えしか持っていなかったのだが、いつだったかある日、イカン、これではいかんと危機感を抱きはじめ、せっかくギターを練習しているのだからそれらしく弾けるよう練習をしようと思い立った。当時いったいどんな危機を想像したのか?定かではないが、たぶん人前でひいたときにしょーもない音しか出せていないことにうすうすと気がついたから、ではないかと。

しかし、あまりに漠然とした考えのもとに進行したため、正しいギターの弾き方を誰に教わるでもなく、一応いろいろと情報収集して模索はするもの、やはり自己流の練習なので、すごく時間のかかる作業だった。時に、前に進んでいるのかどうかさえわからない。自己修正すらおぼつかないのであった。誰かに習おうという考えも時折、自分の脳をかすめたがそういう方向にはいかなかった。融通がきかなく、頑固だった。今なら多少違うとおもうけど、そのときの自分を顧みて、誰かしら師についてもいい生徒にはなれなかったかもしれない。

しかし、もちろん今でもそれは続いている。一体これはゴールのないマラソンではないか。でも、ここで止まることはできない。止まったら死んじゃう。んなアホな。

しかし、音を出すということは簡単でねぇずら。ただ単に指に力を入れれば出るというものではないのだ。弦の音は自然の音。コントロールではない。感覚だ。自分の感覚。

前はいい音をだそうという意識を演奏中に持ち続ける、ということが大事と思っていたが、違う気もする。そんな意識は無駄かもしれない。右手がいつも一定じゃなから、そういう考え方になってしまうんだな。

というわけで、休み休み、精進しよう
しかし、最近右の肩が疲れてるなあ・・・。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

好きなギターを好きなだけ・・・

私も日々、好きな音楽を好きなだけ・・・

昨日より今日、今日より明日

お互い頑張りましょう