2010年4月10日土曜日

DE TARDE, VENDO O MAR

BEBEL GILBERTO / DE TARDE VENDO O MAR 






No.SONG TITLE


  
1 NAO ME PERGUNTE  /  NANI MO KIKANAIDE
2 EU POSSO DIZER  /  KITTO IERU
3 DE TARDE, VENDO O MAR  /  UMI WO MITEITA GOGO
4 AMOR UNILATERAL /  SUKOSHI DAKE KATA OMOI
5 FECHE OS OLHOS  /  HITOMI WO TOJITE
6 MENSAGEM COM BATOM  /  ROUGE NO DENGON
7 ENVOLVIDA EM TERNURA  /  YASASISA NI TSUTSUMARETA NARA
8 NO ESCURO DO QUARTO  /  KAGERI YUKU HEYA
9 QUANDO O CEU NAO ESTAVA AZUL  /  KUMORI ZORA
10 A FOTO DE FORMATURA  /  SOTSUGYOU SHASHIN



海を見ていた午後 (1991) 輸入盤は再発。




 ベベウ・ジルベルトはジョアン・ジルベルトとミウシャの一人娘。(ミウシャはシコ・ブアルキの妹!!)そんな超大物ベベルの才能はオールユーミンのカバーという本作でも申し分なく発揮されています。親の七光りなんのその。しかも原曲にそったポルトガル語をつけ直している!?まじで!?これすごい!世界の何処をさがしてもこんなアルバムは絶対見つからないと断言できます。
どれだけユーミンの曲に惚れ込んだのでしょうか??
いや、わからないけど。日本のバブリーな製作会社が趣味的な企画に金をつぎ込んだのでないことを祈る。


ベベうの声の特徴は、何といっても音程の正確さ。ブラジル人でこれは奇跡的なくらいです。この人はサビにはいってもさほど声量をコントロールしないんですが、怠けているんじゃいなんです。歌い方です。いわゆる仕様ってやつです。これが自然ですね。
 あと伸び。それと声をはっていないので、非常に聴いていて疲れない。こんな歌声の持ち主はいません。歌声を下の音程に下げるときのポルタメントのなめらかさにうっとりとします。
個人的には、一枚だけある彼女の子供時代の録音が好きですが、この時すでにベベウの歌唱がほぼ完成していました。


曲は荒井由実時代のものばかりで、選曲もバッチリです。このアルバムを聴いて、ユーミンの曲は本当に南国のリズムと合うなあと感しました。ベベウの気負わない歌い方、イキなアレンジがまた、よい雰囲気をだしています。


収録曲、「何もきかないで」「きっと言える」「海を見ていた午後」「少しだけ片想い」「瞳を閉じて」「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」「翳りゆく部屋」「曇り空」「卒業写真」



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