2016年4月30日土曜日

インド人は食意識高い系?

どーもです。

昨日のブログで紹介したレトルトのカレーなんだけど、やっぱり安全面で相当配慮している部分があると思う。たぶんインドにおいても諸外国においても添加物に対する規制ってものがあって、インド企業が輸出している欧州の国々なんかでもかなり厳しいんだろうと。(対して、日本は甘い。)

それだけでなく、インド人自身が日頃、食に対してのこだわりが非常に強いのではないかと。それが輸出するレトルトカレーの中にも強く現れているのではと思う次第である。

まあインドカレーというと「スパイスの健康効果」「解毒作用」とか「病気にならないアーユルヴェーダ食事」とか、最近もてはやされているイメージもあるが、実際のインド料理は「塩分、脂分」の塊であるので、ここではそういうのはとりあえず無視することにする。あと日本人にとっては辛すぎて水を多量に飲むので胃液が薄められ、消化が悪くなるので、この面においてもやはり健康効果とは逆のベクトルが働くことも、ここではとりあえずスルーします。(陳謝)



問題は添加物のはなしである。

たとえばの話だが、周りの3人いるインド人の知り合いは、コンビニにまず近寄らない。あげれば、お菓子やなんかも食べないことはないのだが、まず自分で買うこともなければ、ほぼ興味もないらしい。まあ甘いものなら食べておくかという程度。インドから持ってきたお菓子なら進んで食べる。もちろん、味覚的なものは慣れ親しんだ味がいちばん美味しいことは間違いない。何よりも日本人にとっての驚きは、常に食事はカレー一辺倒だということである。(カレーしか食べない、これはある意味正しいともいえるし、間違いでもある。その辺、ここでは割愛)

彼らは基本的に日本の電気製品、モバイル、コンピューター関係のものには、高い関心を示すのだがそれ以外は完全に「かやの外」なのである。

だから食に関してインドのもの以外なるべく口に入れないという、それを悪く言えば「超」保守的なのだが、彼らの中には、実に食べるものに対するデリケートな感性があるようだと思うようになった。



ケララのコック長が過去に、「コンビニで売っている食べ物は体に悪い、あまり食べると良くない」といっていたのを今思い出した。日本語は読めないから表示を見てもわからない筈なのだが、ああやってずっと陳列されている食べ物はとてもじゃないが食べることはできないだろうと分かっているようだ。ものすごくシンプルであると同時に、感性で理解している。食べ物に関してのアンテナが高いのだ。

(健康意識は高いのに、脂分と砂糖を摂り過ぎて病気になるのがインド人という説も見過ごせないが・・その辺の矛盾については一旦置く)


しかし、インドでも農薬問題の深刻なところがあると聞いているし、インドで作ったものが、ホントに大丈夫なのかというと、はなはだ疑問なのだが、そこもインド人に聞いてみたいところではある。ただ、日本においても農薬をつかった農産物の栽培はいたって普通なので、その、量の問題となると、ちょっと難しい・・。


話を戻す。
おそらく、インドのような暑い国では、腐敗が進むからあまり作って時間のたつものは廃棄するだろうし、できるだけ作りたてのものを食べたい。そうしなければ命に関わる。
また「おいしいもの」イコール 「体に良い物」という図式が、信仰的にあるとみている。インド人に根っこにあるのはそれだ。今の日本においては、完全に壊れてしまった感覚だ。

そういう意味でも、なるべくピュアなものだけを取り入れたいのかもしれない。
まあ、そういうわけで日本の食べ物をほぼ信用していないのだなということは非常に伝わってくる。

その判断は、きっと正しい。

インドで、添加物のないレトルト食品が作れて、しかも諸外国に輸出することもできるのに、それがなんで日本にはできないのだろうかね??不思議極まりないことである。




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