2016年3月27日日曜日

”バラカ” (2016) 桐野夏生

桐野夏生最新刊、「バラカ」を読みました。購入してから、しばらくほってあったのですが、読み出したら止まらなくなり、病気の時にベッドで寝る以外の時間をほぼ費やしたこともあり2日ほどで読むことができました。

この本は、いつもながらの内容の濃さはもちろんですが、今作のドス黒さは、いままでの桐野作品のなかでも群を抜いていると思いました。ここまでくるとはっきり言って、こころが病みますので、要注意!!コアな桐野ファンが手放しで喜んでいる姿が、眼前に思い浮かびますね。まあ、ファンといっても一様ではないのでしょうけど。

あまり詳しいことを書くのも、読む時のお楽しみというか、横やりになるとあれなので触れませんが、桐野さんの小説を読んだことにない方にも是非!






http://www.amazon.co.jp/dp/4087716465



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どうでもいい話なんですが、ここのブログの最近のアクセス数を見ると、桐野夏生「ハピネス」(2013) で検索かけてブログ記事を覗いている人が一定数いる。1日のうちで10人とか、20を超えるときもある、そんなんでアクセス数は伸び続けている。ハピネスは割と前の小説だし、でも依然として人気があるようです。ロングセラーと言っていいんじゃないだろうか(売れているのかについては、まったく分からんのですけど。)


読書がしたくて 「ハピネス」桐野夏生 (ぼさのば放浪記2013年4月25日)


ハピネスも、俄然面白いので、あまり”怖くない”小説をお見たい方にはオススメです。

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