2012年2月4日土曜日

日本経済のために死ね

「日本経済のために死ね」

原発推進派の言い分は結局ここに行き着くと思います。

未来に向けたエネルギー転換の議論の際に、よく聞く言葉。
「原発をやめたら日本経済は持たない。職を失ってもいいのか。昔のように貧しくなりたいのか」
自然エネルギーの導入に慎重な?というか絶対に利権を手放そうとしない原発村の人たち。たぶん、今頃は影でいろいろと自然エネルギーを日陰に追いやるための策をメディアとグルになって考え張り巡らせていることと思います。

「日本経済のために」とは半分脅しの言葉だと思います。でも、考えたら私たちは自分や家族のために生きているのであって、日本経済のために生きているのかと言われたら「違います」という人もおると思う。ていうか、私たちが日々の生活を良くしようと努力している成果が日本経済なのだから、経済のために頑張れと言われるとムッとしませんか。前も書いたんですけど、今の日本人は間違いなく幸せを人質に取られて世界に名だたる重労働を強いられている国民です。毎年の自殺者は、交通事故の数ほど居ます。交通事故のおおいのもまた問題ですけど。



経済というのは、個人の一人ひとりの欲望の集積です。
お金もクレジットカードも、信仰(信用)の上に成り立っており、宗教持たない人にとって貨幣経済が今や人の心を支えている唯一のものです。

原発をやめる ⇛ 日本経済が終わる
おまんま食えない ⇛ 死ぬか、他国へ戦争

という図式になるのは嫌だろう、お前らはこのまま大人しくついて来い
というのが彼ら原発利権村の主な言い分になると思います。今ほとんどの原発が止まった状態で、電気は足りています。このまま日本の人口は減少し続け、放射能のおかげで病気の被害は何十年という歳月にわたって蓄積、拡散し、首都圏から今も流出は起こっており、人口も減り、電気も需要がへっていくのは明らか。ガスタービン発電でまかなえることも分かっています

でも彼らは癪なのです。このまま終わるのが。権力も金も手放したくないのです。国民を操っていたいのです。「日本帝国万歳!」これが彼らの本音だと思います。幻想の中で死んでいきたいのです。芯から官僚なのです。

私には「日本経済のため」が「お国のため」にしか聞こえない。
深い、非常に根深い洗脳。もちろん自分にも当てはまりますけど。
前の戦争の時のことも、もうちょっといろいろ勉強しないと。

お役人に戦争にいかされているという自覚をもってる人、何人いるんだろうという気持ちで、毎日のニュースやツイッターを眺めています。

おまけに。スーパーコンピュータが世界一でなきゃダメ、という自負もやっぱりお国のためだと思います。だからあれだけバカみたいに金を掛けられる。お金が無いのに世界一を追求するのは、現実的ではありません。売り払うことを考えるのが普通です。

また…続きます(かも?)




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