2010年8月15日日曜日

ありがとー

最近、関西の「ありがとー」というのが、言えるようになった。
関西人のつかう「ありがとー」は関東の「ありがとう」とは、異なる部分がある。
関西の「ありがとー」は「おおきに」と間柄の関係、つまり同じレベルで使われるが、この二者は意味においては一緒でも、使われ方が違う。

どちらもよくあるのは、店内の店員と客とのあいさつである。レジで帰り際に客が「ありがとー」という。店員はこの関係性において目下なので、「ありがとー」などと返してはいけない。ここは「おおきに」である。

なお、客とお店同士があまりにも親密になり、一定の関係以上にもつれ込むと、お互いに「ありがとー」と言い合うようになる傾向があるように思う。これは仲良くなって迷惑を掛け合ううちに意識の変化が起こるのだろうか。

これらがなぜ、使用する双方の立場により方向性が逆なのかはわからないが、そうなっているようである。「おおきに」が関西における商売人の挨拶だからかもしれない。

関東では「どうもありがとう」のありがとうを省略して「どうも」をよく連発するが、関西でも見かけないわけではないけど、関西人で「どうも」をいう人は、若年層が多いみたいだ。(これはもしかしたら京都だけかもしれないけど)

商店街なんかで、フツウの八百屋さんや菓子屋など身近なシチュエーションで、店の愛想のイイおじちゃんおばちゃんに「ありがとー」をやっと最近言えるようになったのだが、これは単に年を食ったということのようだ

この辺の事情をなにか知っている人はコメントくださいませ。

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