2013年4月16日火曜日

非行のいま

こんばんは。
青少年、未成年によるネット犯罪の記事を読みました。

こんな感じです。↓


`不正アクセス、被疑者の4割が10代の青少年
(読売新聞(ヨミウリオンライン)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00010000-yomonline-sci

例)

・無職の少年(15)は、平成24年5月、無料ホームページサービスを提供するサーバのセキュリティー・ホールを攻撃して不正アクセスし、同サーバ内に記録されていた複数の会員のID・パスワードを不正に入手した上で、これらをハッカー仲間らが使用する掲示板上に投稿して他人に提供した。平成24年6月、不正アクセス禁止法違反で検挙した(京都)





***

このように、コンピュータを操るものが、いかなる年齢であれ、簡単にネットにつながることで知識を身につけることも容易になり、端末を操作して他人のセキュリティを破ることも、一部の賢い人間にはできるようになったという事である。

子供はまだ社会性を身に着けていないから罪の意識も薄く倫理観に乏しいから、しだいに大人になれば、そういう犯罪は刑罰を恐れてしないようになる、という意見もあるかもしれないが、そういうのは大人側からの一方的な都合の良い観点であり、いまや子供も携帯電話やスマホを駆使し、パソコン、インターネットにもどんどんはまりこんでいくようになった現在、この流れは加速していくように思われる。

たとえば子供には銃を持たせない、とは誰にでも理解できる至極当たり前のことで、コンピュータも同じだ。今のスマホは電話機ではなく電話機能を持ったコンピュータであり、子供にそういうものを持たせておいて、悪いことをしたからといっていまさらとっ捕まえてバンバン尻を叩かれるのを見るというのは、腑に落ちないというか、ちょっと違うんじゃないの、と思う。

こうした明るみに出た事件というものはおそらく氷山の一角に違いないから、学校の手の届かない場所でいろいろなやり方によって親の目を盗んだりしながらネットの暗部に近づいている子供の数は相当いるのではなかろうか。

今の世の中、自分のことはさておき、生身の付き合いはずっと減りつつあり、パソコンや携帯によってつながる関係が出来上がりつつあるわけだが、言い換えれば、電気や、メールによってつながるというのは、自分の方からパソコンに近づいていく事、すなわちロボットになることの前兆なのではないか。そのうち、個人の感情をコントロールすることもパソコン上でするようになるかもしれないなどと考える。

こうした記事を読むと、大抵が「だから今の子供は・・・ちゃんと外であそばさないと・・ 」みたいな意見に陥りがちだが、これまでの日本がどんな産業で食っているのか、モノづくりなどと謳って家電売り場にどんだけIT機器を並べているのか、どんだけ外国人が秋葉原で家電を買って帰るのかとか、よく見ていけば、「だいたい今の大人は・・・」がどっちかというと先なのだから、家で部屋にこもった少年たちがオタクに走る以上のことを仕出かしたとしても、もうしょうがないといえば、しょうがないのである。

それがイヤなら、パソコンとネット使わすな、と思うのである。




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