2013年4月23日火曜日

水切りヨーグルトのブーム

ちょっとどころかかなり出遅れましたが、昨年「水切りヨーグルト」がアイディアレシピの世界でけっこう話題にのぼったらしく、つまり塩麹の次にお立ち台にあがったのが、これだったそうです。

水切りヨーグルトが注目を浴びた理由としては
○ローコスト、手軽
○水切りした時の食感はチーズのよう、スイーツにも応用できる。
○ヨーグルトは意外に身近な栄養食品である
○ヨーグルトは買うだけでなく自分でも作れる
○水切りしたり、塩ヨーグルトにしたりとアレンジの方法が豊富
○ダイエット食品としても脚光を浴びた(メディア、タレントの紹介)。
○その気さえあれば毎日継続できる

などであると推測されます。



また、「コーヒーフィルターをつかって水切り」するという手軽な方法が何かで伝わり、誰でも簡単にトライできる感じが主婦に受けたのかも。

また、栄養面だけでなくヨーグルトはどんな料理にも使える万能食材であり、肉など食材を漬け込んだりすることで、食卓に登らないところでも活用できるし、メインだけでなくサブ、例えばソースの材料にするとか、スープに乳清を加えるとか調味料としての機能も果たすことができる、そういう情報がかなり浸透し共有されてきた結果がここ近年の水切りヨーグルトブームの下地なのかもしれない。

(十年前、カスピ海ヨーグルトが流行ったことがあったが、今でもスーパーにはフジッコのカスピ海ヨーグルトが地味に売られており、それもけっして安売りされておらず、流れは廃れていないことが伺える)

この流れは、健康食品ブームとは違い、どちらかというと女子力アップの大きな流れと連動していると思われる。どの層の女性たちにも(忙しい主婦、ダイエットに励む若年層、料理好き主婦、スイーツ好きの女子ほか)アピールできる力がある。また、ヨーグルトの酸味が苦手という人には、料理の仕方次第で、他の味に混ぜ込んでくわえたり、火を通したりしてそれとなく使うこともできる。

水切りヨーグルトについての本はこの一年くらいで、著名な料理研究家の方々が書かれ、大手の乳製品メーカーも編集に関わったレシピ集なども含め、かなりの種類が相次いで出版されており、何をおすすめしていいかわからないほどで、またすべてを網羅していないのでなんとも言えないのだけど、一番気になったのは
萩野恭子先生のヨーグルト・マジックという本である。
http://www.amazon.co.jp/dp/4579211693

萩野先生は、いかにもトルコ、ロシアなど各国の料理に通じており、ヨーグルトに関しての多国籍なアイディア、レシピの生ける集積、書庫のような存在であろう。

これを書店で見つけたときは衝撃が走ったものである。
ちなみにまだ購入しておらず、図書館で借りて読んだんである。
アマゾンで中古が出まわるのをチェックしながら今か今かと 手ぐすね引いて待っている今日このごろである。(・・・買えよ。)


水切りヨーグルトではないが、喫茶店ミューのマスターは豆乳でヨーグルトを作ったり、ヨーグルトには凝っていていろいろ種類も試していて、たまに相談にのったりしてもらうレアな人物である。

じゃ。

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