2007年10月26日金曜日

敵討ち法成立

「フリージア」玉山鉄二 西島秀俊 つぐみ

 たしか昨年、京都シネマで劇場公開されていたが見逃していた「フリージア」(2006)をレンタルした。監督はあの熊切監督である。あの熊切監督と言えば「鬼畜大宴会」のあの人に他ならない。鬼畜大宴会を知らない人は、あなたがもし映画好きを自称するなら通っておきたい作品である。鬼畜大宴会ほどのインパクトは与えないが「フリージア」もそんな感じの?期待を裏切らない作品に仕上がっている。登場人物は最低限で、お世辞にもストーリーも複雑とは言えないし、ミニシアター映画感は否めないが、演出の細部や、役者の演技など全体に力があり、ほどよい緊張感のまま最後までひっぱられる。邦画ではなかなか良い部類だと思います。でも世間では評判いまいちらしいです。なぜ。。?

 あとここ半年くらいの中で見た映画では、「トランシルバニア」(トニー・ガトリフ監督)や、「カオス」(邦題「女はみんな生きている」)、「ドレミファ娘の血は騒ぐ」(黒沢清監督)、「YYK論争/永遠の誤解」「出張」(沖島勲監督)、「ロジャー&ミー」(マイケル・ムーア監督)、「監督ばんざい」(北野武監督)、「マルホランド・ドライブ」(リンチ監督)、「マリア・フル オブ グレイス」(邦題「そして一粒のひかり」)「美女缶」、「悲しき天使」、「レニングラード・カウボーイズ/モーゼに会う」(ミキ・カウリスマキ監督)などが良かったです。あと今度、滋賀会館に「図鑑に載ってない虫」(三木監督)を見にいきたいです。上映中の「クワイエットルームへようこそ」(松尾スズキ監督) も棄てがたいですね。

 けっこう前だけど、みなみ会館で相米慎二監督オールナイトで「台風クラブ」「ションベンライダー」「お引っ越し」を立て続けに見た。かの有名な「セーラー服と機関銃」は無かったが、これはレンタルで十分な作品だなと、後で分かった。でも「ションベンライダー」はおすすめです。

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