2012年1月21日土曜日

どこで落とし前つけれるか

Peace Philosophy Centre
http://peacephilosophy.blogspot.com/2012/01/blog-post_19.html


の記事を読む。で思ったこと。



この顛末について概略すると、昨年、関東を含む福島周辺住民が震災直後の放射能拡散被害に襲われた際、SPEEDIの予測を国民には公表しなかったのにトモダチ作戦を実行していた米軍にはきっちり知らせていた事。これについて安全委の言い訳はSPEEDIの結果には不確実性があったことというものだ。

つまり、「SPEEDIは莫大な研究と金をかけた超素晴らしい機械で、でもあんときの適当なデータは米軍にくれてやったぜ!へっへ〜」というものでもある。アメリカにもいい顔して協力しておくふりしながら、「で、自国民の安全にもちゃんと配慮してやってるんだよアホが」「お前らがパニックにならないように隠しておいたけど、実際放射能で何も問題起こってないから」、という非常に卑劣な心理状態であることが窺われる。ここに誰にでも少しでも明瞭にわかるような一貫性はどこにも見当たらない。しkし、自己卑下的に言えばこれは一般社会にもよくありがちな自己正当化のあり方である。特に私達にとっては親しまれた、国家公務員の上の方の人の当たり前の心理風景だと言って過言じゃない。毎日さんざん受けながしているニュースの一部に過ぎない。しかしだ、やはり理解の範囲は確実に超えている。どう考えても。

この状況を日本人以外の国の人に、いちばんわかりやすく説明する方法はただ一つしかない。「SPEEDI」は米軍のために用意された、というものだ。たぶんそれ以外の説明では絶対に納得しないだろう。では日本人はなぜ、自国民には放射能の拡散予測のために作ったなどというしょうもない嘘をつき、トモダチ作戦を実行していた辺境の部隊(日本を助けるなんて任務を実行する部隊はよほどアメリカ軍のなかでも下っ端に違いないが)の一時の安全のために、100億以上もの税金を投入して、SPEEDIなる高性能機械を作ったのだろうか。うん、だってまさにその瞬間しか役立たなかったのだから。今そういう説明しかできないわけだが。途方もない裏切り。あ、これがハラキリか?!ちがいます。


「そうか、日本はやっぱりまだアメリカの占領下にあるんだなあ」
という結論しかないと。当の日本人はそう思っていなくても、あなたがもし他の国の生まれ人で、(どこの国でもいい、韓国人でも中国人でもロシア人でもアメリカ人でも良い)ニュースでこれを知ったら、とどのつまり日本人の国民性とかはどうでもよくて、そう解釈するしかないのではないかな。また仮に、日本人はちょっくら頭がおかしい民族で・・とか仮定することもできるが、最初からそういうキチガイな民族がたった40年で焼け野原から経済大国になったりSPEEDIみたいな優秀な装置をつくったり衛星をとばしたり54基もの原発を建てられるものだろうか。


で、日本人である私がこんなことを軽々しくでも友人に口走ったったらどうなるか
実際

「あいつ、おかしいわ。気狂ってるわ」
で終わると思う。至って普通の反応だ。

これに関しては、雲上の国家公務員も、普通の周囲の友達も、一様に同じなのである。(高級官僚に質問したことは無いのであくまで想像ですけど)

今を生きる一人の日本人として落とし前つけなきゃって、いう思いから
一応書いているんですけど
うっ…自分でも気分が悪くなってきたので、また後日‥…。



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