2009年5月28日木曜日

時間の使い方2

どうも、世には時間の使い方がうまい人、下手な人がいるらしい。

ネットで検索すると、「うまい人、下手な人の違い云々」などを語る本や記事も多いみたいだ。しかし、考えてもみんさい。100パーの完璧な時間の使い方はあるんですか?これ以上ない有意義な時間のすごし方なんて、ある偶然によって生み出されたならともかく、自分でコントロールすることができるというのは、ある種の妄想に近いのではないだろうか。もしも自分は時間の使い方がうまいなんて考えている奴がいたら、そいつはたぶん幻想の自分に酔っているか、浅い眠りの夢の中にいるか、終電の過ぎた居酒屋で酒に飲まれてるかでしょう。

だいたい、時間はみんなが同じように共有していて、時計の針は一定に動いているんだから、それを勝手にじぶんの頭の中で転がして点数あげてくなんてサッカーじゃないんだから。ありえないでしょ。ちゃんちゃら可笑しいですよ。

これはおそらく、時間というもんを、ひとりひとりが個人的に利用できると思い込むようになったからだ。
世界が過酷な戦争を経て近代、そして現代になり、すばらしい貨幣経済の発展とともに、民衆が、自由を手に入れたという誇大妄想から派生したに違いない!!それまで、時間を「使う」なんて考えたり思ったりはしてなかったんじゃあなかろうか。もちろん、早起きは三文のトク、みたいな言葉はあったみたいだけど。

しかし今はそんな悠長な時代ではない。貨幣経済では、時間も取引の対象である。だから、個々の人間が何もせずいて「無駄に使う」ことをマイナスとみなす。わかるようにいうと借金が増えるようなものだ。そういうわけで働いても遊んでいても生きていても、死ぬまで借金の返済、それが今の社会。だから、時間を有効に使うというのは、要するに死ぬまでの時間、自分の一生は有限であり、そこで人生の借金をうまいことかえしていこうという返済計画の一部に過ぎない。これだけ社会に借金とりがはびこるのも自然の理でさあ。ってどうしますか!? さあさあ、時間を無効に使う方法はあるのか? 時間の無駄使いのもっともいい方法は?そうかんがえると、それは病気であり、犯罪であり、またすべてのギャンブル、遊びである。(と考えることもできる)


結論なし

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