2008年3月29日土曜日

練習の弊害とは?

 7、8年前に、大阪のフラメンコギターの師匠にフラメンコ習ってたことがあって、それはなんでかというと本気でフラメンコをやろうとしてたんではなくて、いわゆるクラシックギターの技法というのはスペインで確立されたものだから、そのスペインのギター奏法という根本にフラメンコの弾き方があるんじゃないかと思ったわけですな。その弾き方をもとに南米や中米のラテンギターのスタイルがあることを考えると、ただクラシックギターを教本どおり弾いていてもあんまり面白くないいうか、このままだとギターの魅力を引き出せずに終わるんじゃないかと。で、自分のボサノバの右手のスタイルがかなり変わるんじゃないかという期待とラテンのリズムを追求したいという気持ちがとりあえずその時の自分をフラメンコに向かわせたと。

 クラシックギターを最初からやりたかったわけではなくて、そのときアフリカ起源の音楽に興味あったんで。ギターはまあ大学のサークルで偶然はじめたようなもんだったし、むしろボサノヴァにいったのは幸運で、そっからラテンに目がいくようなったのが必然、フラメンコは道すがら研修という感じ。いやこれは師匠には怒られそうだけど。でもクラシックとボサノヴァはしっかりつながりがあり、それを土台にラテンを全体的にとらえようという意図はそんなに間違ってないと今でも思っています。端から見たらただの器用貧乏、優柔不断で浮気性としか見えないでしょうが・・。

 で本題は何かというと、去年かな、ひさびさにその師匠に再会したら、右手が故障してしまったというショックな事実を聞かされました。一年以上前らしいです。医者も原因がよくわからんくて、フラメンコを弾くのはもう無理っぽいです。フラメンコは手首とともに右手指を酷使するのです。大分慣れたらしいけど、がっくりされてました。ほんま慰めようもないです。推測ではたぶん練習し過ぎな気がする。

 その師匠はジャズから始めた経歴から、ロックでもブルースでもポップスでも教えるには困らないというから、食い扶持はあれど、フラメンコ伴奏の仕事はできないから可哀想。フラメンコギターの右手はとにかく訓練の連続だから、神経系にも負担がかかるのかな、肩のほうもヘルニアにかかるっていうし。練習はもちろんしないと駄目だけど、適度に休ませるってことも大事だよなって思います。年だし。ま、無理しないってことだよね。・・最近ギター練習する時、どうしたらうまく腕の筋肉使えるかなとかなにげに考えてます。知れてますけど。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

音楽をするにも体を酷使するんですね。

自分をいじめないと上手くならないのかなぁ。

匿名 さんのコメント...

確かに一つ言えるんは、練習好きなヤツは上手くなりたいとか、真面目とかより絶対SM体質がある。!?

匿名 さんのコメント...

ひょええ~。
って、SMってムチですよね。

なるほど。
もそまさんはムチ使い・・・。
んじゃ、あたしは木刀?

V~S!!!

匿名 さんのコメント...

オー!ノー!No!
どんだけ〜!!
決闘とかはしかるべき場所で
それなりの相手としてくだされ

匿名 さんのコメント...

あはは♪
路線が外れましたね~。

あたし、学生の時は剣道部だったんですよ。
まぁ、へなちょこ部員ですけど。

今ではしかるべき相手もそれなりの場所も
ございませ~ん。。。