2014年4月9日水曜日

マッキアート: しみをつける

こんにちは。
本場イタリアで「マッキアート」を頼んだ時の話です。

私は、マキアートというとおなじみスターバックスの「カラメル・マッキアート」しか思い浮かばなかったので、そのようなものが出てくると想像していたのですが、とあるカフェで注文して出てきたのは、コップいっぱいのフォームミルク、それに小さなピッチャーに淹れられたワンショットのエスプレッソ。

エスプレッソをミルクに注げば、
「ラッテ・マッキアート」の 完成です!!

美味しかった!





←← 相棒のエスプレッソの入れ物もカワイイ


・・・いや、ちょっと待って下さい。
ウィキペディアにも書いてありますが、マッキアートの説明を読むと、「カフェに少量のミルクフォームをいれて(シミをつけたように)提供されるコーヒー」とあります。間違いなく英語のウィキなどもそうなっています。これは、ミルクとエスプレッソの立場がまったく逆ではないか!オレが飲んだのは一体何?、と一瞬思ったのですが、ここで注意しなければならないことは、この説明の飲み物は「カッフェ・マッキアート」であり、私が飲んだものとは別物だということです。。

ちなみにご存知、カプチーノは、カフェにたくさんミルクの泡をのせたものです。


つまり、以上の紹介した3種の飲みもんはみんなエスプレッソと牛乳の泡を組み合わせた飲み物であり、我々の期待するようなことは起こりません。つまりそんな違わないんです。重要なのは、ミルクの泡の量なのです。


ところで、イタリアにいるときは無性にコーヒーが飲みたくてしょうがなかった。もう、コーヒーの消費量が多い国であるゆえ、わりあい安く、そしておいしい。イタリア人のコーヒーに対する思い入れというのは結構なもんです。これだけエスプレッソドリンクという飲み物を世界に届けた文化の底力というものが、イタリアにはあるんだなと実感しました。

ところで、また違う場所で、「カフェ・コレット」というのを注文してみました。
これは、エスプレッソに蒸留酒を加えた飲み物。加えるお酒のラインアップは「サンブーカ」「グラッパ」「ウイスキー」など。その時はとっさに「サンブーカで!」といったんですけど、イタリアでは、カフェコレットといえばこれが定番らしいです。


サンブーカは、リコリスの味がしました。


あと、買わなかったんですが、自販機でもカフェと押せばやっぱりエスプレッソが出てくるそうです。せっかくなので思い出作りに(?)一度買ってみれば良かった。

というわけで、イタリアでは、ネスカフェ以外に薄いコーヒーは一度も出て来ませんでした。行き帰りの飛行機の中も濃いコーヒーでした。

リグーリア州 リオマッジョーレ




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