2013年6月11日火曜日

唯幻論大全  ☆


岸田精神分析40年の集大成


(岸田秀著/飛鳥新社/2940円・税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/4864102090

ぱんぱかぱーん
発売 おめでとうございます。







岸田秀
きしだ・しゅう


1933年香川県に生れる。1956年早稲田大学文学部心理学科卒業。和光大学名誉教授。著書『ものぐさ精神分析』『二番煎じものぐさ精神分析』(青土社、1977、1978)『日本がアメリカを赦す日』(毎日新聞社、2001)。訳書 S.フロイトほか『ウッドロー・ウィルソン』(紀伊國屋書店、1969)ピアジェ『子どもの因果関係の認識』(明治図書、1971)ピアジェ/インヘルダー『記憶と知能』(国土社、1972)ほか。
___________________________________________________________


◆ 私と、岸田秀氏の著作物との付き合いは、かれこれ18年くらいにはなる。

岸田先生の理論は、かなり明解であり、文章はいたって平易であり、誰にでも理解できる範囲の事しか書いていない。

その明解な理論の根本にある考え方は「この世の一切すべてのものは幻想である。」
というものだ。

そんなバカな、と思う人が9割9分9厘くらいなはずだが、それはなぜかと言えば、この世が幻想と知ったら、世界はめちゃめちゃになってしまう。人々は、今のシステムを維持できず破壊してしまうからだ。

でもよくよく考えてみれば、この通り世界はめちゃめちゃなのではないか。
いままでも、いまも。そしてこれからも。


そういうことが書いてある気がします。

まだ読んでないけど。
隠居したら読みたい本です。
たぶん、書いてあることはほとんど想像つくけど。

あれだけ分厚い本なので、やたら時間のかかりそうな本だし、でも、親子関係に悩んだり、人間関係がうまくいってなかったり、いろいろ悩んでる人には、ある意味、あるタイミングで、非常に効果のある薬になるんじゃないでしょうか。

青土社から出していた著作物はいまは絶版なんでしょうかね??
岸田さんの「フロイドを読む」という名著があるのですが、私の宝物です。
いつか読み返せたらと思います。

Ate Logo!!



書評
東京新聞
岸田秀が40年にわたり雑誌に発表した論文を集めた大著が発売

◆歪み、迷いから世界を見る
[評者] 春日 武彦 http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2013031002000193.html




0 件のコメント: