2009年12月19日土曜日

歯がゆいこと

いま、唐突に思いついたので、メモ程度に書くのですが、

いわゆるひとつのリスナーの中で「ボサノバ」が
割と安易な音楽に思われているのではないか、という懸念です。

それは、一週間で弾けるようになるボサノバ弾き語りレッスンみたいな
教材テキストが十冊以上も楽器屋の書籍コーナーにおいてあるからです。

出版するのは、売れるからです。
売れるのには、買う人の思惑があるに違いありません。
おそらく、買った人はほとんどが挫折してるのではないでしょうか。
勝手な推察に過ぎませんが。

そして、ほんとうに分かりにくいのが
今の、多く流通している音楽のなかでの位置づけです。
どこから、どこまでがボサノバなのか、ということです。
現代では、ボサノバはいわゆるカフェ・ミュージックの中に
完全に埋没してしまっている状況にあります。
だいたい、ラテンであるという認識すらほぼありません。

別に、あるべき姿の純ボサノバがどうのこうのいうつもりは
ないんですけど。

でも、一つの救いは、日本でジョアンのCDを買う人も
いぜん多いということです。

まあ、
そのあたりが聞かれてもまだ、要約してうまく説明できんのが、
いまのところの課題です。
つまり


質問者「ボサノバって、なんですか?」
回答者(私)「あ、ええーーーっと、イージーリスニングの走りです」

うわ、オレ、・・完全に
ダメ人間や!!!

ってなってしまうんです・・・

0 件のコメント: