ネットで見つけた記事のコピペになります。
どちらの記事も、元桐生市市議 にわやま由紀さん(現在岡山へ移住された)「由紀日記」で読ませていただいたもの。ありがとうございます。
一件目は、南相馬市による恣意的人体実験(もちろん放射線被ばくの)についての話題
______________________________
Youtube
【新橋駅前抗議 福島の子どもを避難させて 2012.10.17】
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xWLOPTCwj1E
どちらの記事も、元桐生市市議 にわやま由紀さん(現在岡山へ移住された)「由紀日記」で読ませていただいたもの。ありがとうございます。
一件目は、南相馬市による恣意的人体実験(もちろん放射線被ばくの)についての話題
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Youtube
【新橋駅前抗議 福島の子どもを避難させて 2012.10.17】
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xWLOPTCwj1E
27分くらいからスピーチ
・・・・と、にわやまさんは書かれていました。
ここに読み取れるのは、平和な日本の風景ではない。
あるのは、非常事態。
喜んで、自分の子孫を戦争の捨て駒として、犠牲者として差し出していた時代の感覚と、同じか、あるいはそれ以上の感覚です。
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続いて、二件目は、新聞記事スクラップ。
同じく由紀日記から。
「アーサー・ビナードさんが新聞に投稿したわかりやすい「風評」についての投稿文を紹介します。」
・・・
【本物の風評被害とは・・・】
風評被害で、日本は大変なことになっている。それは、ぼくも認める。みんなで力を合わせ、風評被害に立ち向かい、払拭しなければならないと、ぼくも本気で思っている。ただ、日本のマスコミが取り上げる「風評被害」と、ほくが理解する「風評被害」の間には、かなりのギャップがある。
たとえば東京は浅草、仲見世の土産物店の経営者が、外国人の観光客の激減を嘆き、売り上げは9割も落ち込んでいるとため息をもらす。そしてそれが「原発事故の風評被害」と、話がまとめられる。しかし本当にそうなのかと、ぼくはうたぐる。
実際、福島第1原子力発電所の1号炉も2号炉も3号炉もメルトダウンをきたし、大量の放射能汚染を海に垂れ流し、大気にまき散らして、制御不能の悪夢はいまだに出口が見えない。そんな現況下、好きこのんで高い料金を払い、愛する家族といっしょに国際線に乗り、わざわざ日本へやってくる人は、そう多くはないだろう。当たり前の用心というか、最低限の自己防衛と言うべきか。観光客激減を「風評被害」と呼ぶ者に対して、ぼくは聞いてみたい。「この25年の間にベラルーシやウクライナへ遊びに行きましたか?」
また、日本政府が「安全だ」と宣言しても、メード・イン・ジャパンの品物を対象に各国の港で放射能測定が行われたり、海外の消費者が敬遠したりしている現状が大きく報道され、やはりこちらも「風評被害」によるものと、結論づけられる。でも3月11日から情報を隠蔽(いんぺい)しつづけ、「レベル4」だの「レベル5」だの「格納容器は健全である」だの欺瞞(ぎまん)のかぎりをつくし、真実を語ろうとしないジャパンのお偉い方たちの「安全宣言」を、誰が信じるというのか。日本製品がそっぽを向かれているのは、永田町が世界の善良な市民の信用を溝(どぶ)に捨てた報いであって、「風評」という次元ではない。
では、ぼくが正真正銘の「風評」として憂慮しているのは何かといえば、原子力の専門家たちの「被ばく比較」がその最たるものだ。
「マイクロシーベルト」という単位を巧みに使って、福島第1原発がもらす放射性物質にさらされている人々の被ばく量と、胃のレントゲン検査のそれとを比べ、「人体への影響はない」とのたまう。あるいは、飛行機で太平洋をわたった場合、乗客1人当たりが浴びる放射線も、もっともらしく比較対象に使って、「心配はない」と言い張る。ところがレントゲンを何回撮られても、筋肉をしつこくむしばむセシウム137が体内に入ることは考えにくい。国際便で頻繁に飛んでも、骨をじりじりやっつけるストロンチウム90につけこまれることは、まずない。
内部被ばくと外部被ばくをごっちゃにするなんて、医者が内服薬と外用薬を混同するようなもので、わざとやっているなら犯罪的だ。これぞ風評被害。
本当のことをいうと、内部被ばくには「安全」といえるレベルが存在しない。どんな微量でも、とりこんだ体の組織次第で、病気になる可能性がある。ただし「ただちに」ではなく、数年後に影響が出るので、悪質な専門家たちは今のうちに被ばく比較の風評を堂々と吹いていられる。彼らはきっと責任逃れの「自主避難計画」も、ひそかに練っていることだろう。
セシウム137の半減期が約30年で、ストロンチウム90のそれは約29年だ。本物の風評被害について、ぼくらもそれくらい粘り強い記憶を、持ち続けなければならない。
アーサー・ビナード
(Arthur Binard )アメリカ合衆国、1967年7月2日ミシガン州生まれの詩人・俳人、随筆家、翻訳家。妻は詩人の木坂涼。
詩集「釣り上げては」で中原中也賞。
(2011.6.6 熊本日日新聞)
Ate Logo!!
--(以下、一部抜粋)---
(略)
みなさん、「南相馬市 人体実験」で検索して下さい。
そうするとブログが複数出てきます。
で、ブログに書いてあることを信じてくれとは言いません。
各ブログは南相馬市のホームページをリンクしています。
そして南相馬市のホームページになんて書いてあるか?
本市は放射能が人体、あるいは環境に及ぼす影響を明らかにするためのフィールド としての意義を持つに至った。本市がまとった放射能という負のイメージに果敢に 挑戦し、これを払しょくするため放射能の有効活用を図り、住民に高度な被ばく医 療の提供を可能にする。
そういうふうに南相馬市のホームページに書いてあります。(南相馬市HPより 南相馬市経済復興研究チームによる「あらたな発想による事業事例の研究」9p
http://www.city.minamisoma.lg.jp/mpsdata/web/5125/jirei.pdf
いいですか、ブログの記事を信用してくれとは言わない。
そこにリンクしてある南相馬市のホームページをご自分で見て、ご自分で判断して下さい。
南相馬市はこれを「新たな発想による第二次産業の創出」と位置付けています。
馬鹿じゃないですか!
それは確かに新たな発想ですよ。
自分の市を丸ごと人体実験場にして、
そして医療機関を呼ぶ。
医療関係者を呼ぶ。
医療機器メーカーを呼ぶ。
薬品メーカーを呼ぶ。
製薬会社を呼ぶ。
そうやって雇用の創出を図る。
こいつらはキチガイです!!
(略)
それから今の福島の現状の被ばく状況を言います。
これは20ミリシーベルトから1ミリシーベルト/年ですけれども、
これについてICRPと国がどう考えているのか?
これは文部科学省のサイトに書いてあります。
文部科学省放射線審議会基本部会第41回 平成23年10月6日
この時に提出された資料第41の2号というのがあります。
そこにどう書いてあるか?
汚染地域に居住し続けることは、住民・社会双方とも便益を生み出すことになる。 国は一般にその領土の一部を失う事を受け入れることはできず、また、住民のほと んどは自発的であってもなくても、非汚染地域に移住させられるよりは、総じて自 身の住居に留まる方を好んでいる。その結果汚染モデルが持続可能な人間活動を妨 げるほど高くはない場合、当局は人々に汚染地域を放棄させるのではなく、人々が 汚染地域に住み続けることができるようにするたに、必要な全ての防護対策を実施 しようとするであろう。
みなさん!
聞いていて恥ずかしくないですか?
私は言っていて恥ずかしいですよ。
20ミリシーベルトから1ミリシーベルトの現存被ばく状況。
今言った中に「国民の生命」とか、「住民の健康」とか、出てきましたか?
出てこない!
そこに書いてあるのは
「領土を失いたくない」
「汚染地域を放棄させたくない」という、
国家の欲望と、その欲望を実現するために、
「原発事故前から住んでいた自分の家にそのまま住み続けたい」
そういう人間としての自然な感情、心の弱さにつけ込む。
いいですか、
国家は領土を失いたくない。
そりゃそうでしょう。領土を失った国家は亡命政府みたいなもんです。
だけども、そもそも国家は何のためにあるのか?
国民の生命、健康、財産、そういうものを守るために国家はある訳でしょ。
領土を失いたくないから、汚染地域を放棄させたくないから、
しかも、人間の心の弱さや、自然な感情につけ込んで、
「あなたたち、原発事故前から住んでいた、そこに住み続けたいんでしょ」
「いいですよ、住んで下さい」
「そうしたら我が国としても領土を失わなくてすみますから」
「双方とも便益ですよね」
ふざけんな!
汚染地域に居住し続けることによる便益とはなんだ!?
感情を満足させることが便益か!?
ふざけんな!
国民の健康を守れ!
県民の健康を守れ!
未来の日本や世界を担う子供たちの健康を守れ!
(略)
---(以上)---
南相馬市のモルモット宣言。
ここまでハッキリ言っているわけですから。
それでも、そこにお住まいの方は、それを受け入れるってことなんでしょうか?
自分の子どもを道連れに、人類放射線被ばく調査へ貢献するのが、あなたの選択?
命あっての物種じゃないの?
・・・・と、にわやまさんは書かれていました。
ここに読み取れるのは、平和な日本の風景ではない。
あるのは、非常事態。
喜んで、自分の子孫を戦争の捨て駒として、犠牲者として差し出していた時代の感覚と、同じか、あるいはそれ以上の感覚です。
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続いて、二件目は、新聞記事スクラップ。
同じく由紀日記から。
「アーサー・ビナードさんが新聞に投稿したわかりやすい「風評」についての投稿文を紹介します。」
・・・
【本物の風評被害とは・・・】
風評被害で、日本は大変なことになっている。それは、ぼくも認める。みんなで力を合わせ、風評被害に立ち向かい、払拭しなければならないと、ぼくも本気で思っている。ただ、日本のマスコミが取り上げる「風評被害」と、ほくが理解する「風評被害」の間には、かなりのギャップがある。
たとえば東京は浅草、仲見世の土産物店の経営者が、外国人の観光客の激減を嘆き、売り上げは9割も落ち込んでいるとため息をもらす。そしてそれが「原発事故の風評被害」と、話がまとめられる。しかし本当にそうなのかと、ぼくはうたぐる。
実際、福島第1原子力発電所の1号炉も2号炉も3号炉もメルトダウンをきたし、大量の放射能汚染を海に垂れ流し、大気にまき散らして、制御不能の悪夢はいまだに出口が見えない。そんな現況下、好きこのんで高い料金を払い、愛する家族といっしょに国際線に乗り、わざわざ日本へやってくる人は、そう多くはないだろう。当たり前の用心というか、最低限の自己防衛と言うべきか。観光客激減を「風評被害」と呼ぶ者に対して、ぼくは聞いてみたい。「この25年の間にベラルーシやウクライナへ遊びに行きましたか?」
また、日本政府が「安全だ」と宣言しても、メード・イン・ジャパンの品物を対象に各国の港で放射能測定が行われたり、海外の消費者が敬遠したりしている現状が大きく報道され、やはりこちらも「風評被害」によるものと、結論づけられる。でも3月11日から情報を隠蔽(いんぺい)しつづけ、「レベル4」だの「レベル5」だの「格納容器は健全である」だの欺瞞(ぎまん)のかぎりをつくし、真実を語ろうとしないジャパンのお偉い方たちの「安全宣言」を、誰が信じるというのか。日本製品がそっぽを向かれているのは、永田町が世界の善良な市民の信用を溝(どぶ)に捨てた報いであって、「風評」という次元ではない。
では、ぼくが正真正銘の「風評」として憂慮しているのは何かといえば、原子力の専門家たちの「被ばく比較」がその最たるものだ。
「マイクロシーベルト」という単位を巧みに使って、福島第1原発がもらす放射性物質にさらされている人々の被ばく量と、胃のレントゲン検査のそれとを比べ、「人体への影響はない」とのたまう。あるいは、飛行機で太平洋をわたった場合、乗客1人当たりが浴びる放射線も、もっともらしく比較対象に使って、「心配はない」と言い張る。ところがレントゲンを何回撮られても、筋肉をしつこくむしばむセシウム137が体内に入ることは考えにくい。国際便で頻繁に飛んでも、骨をじりじりやっつけるストロンチウム90につけこまれることは、まずない。
内部被ばくと外部被ばくをごっちゃにするなんて、医者が内服薬と外用薬を混同するようなもので、わざとやっているなら犯罪的だ。これぞ風評被害。
本当のことをいうと、内部被ばくには「安全」といえるレベルが存在しない。どんな微量でも、とりこんだ体の組織次第で、病気になる可能性がある。ただし「ただちに」ではなく、数年後に影響が出るので、悪質な専門家たちは今のうちに被ばく比較の風評を堂々と吹いていられる。彼らはきっと責任逃れの「自主避難計画」も、ひそかに練っていることだろう。
セシウム137の半減期が約30年で、ストロンチウム90のそれは約29年だ。本物の風評被害について、ぼくらもそれくらい粘り強い記憶を、持ち続けなければならない。
アーサー・ビナード
(Arthur Binard )アメリカ合衆国、1967年7月2日ミシガン州生まれの詩人・俳人、随筆家、翻訳家。妻は詩人の木坂涼。
詩集「釣り上げては」で中原中也賞。
(2011.6.6 熊本日日新聞)
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